代表 岸健一のブログ

税理士法人ベリーベストの基本方針~実は古くて新しい終身雇用?

2017.6.9更新
社内向けに定期的(本音を言うと思い立ったら)に発信している経営方針というメルマガがあります。
今回はその中から抜粋し、編集して投稿します。

私の経営の基本方針は終身雇用です。

これには色々な意味が包含されています。

終身雇用の理由①~そもそも寂しい

私は人の好き嫌いがあまりありません。
自分の周りの人だけでも幸せになってほしいと思っています。
(能力的に、現実的に世界中の人々を幸せにするのは無理だからせめて自分の周りだけでも)

従い?、自分のところで働いてくれている皆様を家族くらいに思っています。
(別に無理にそう思っているわけではなくて、素で思っている。)
そんなんですから、誰かが辞めるというと超寂しいし、悲しい。

だから、皆様の葬式の弔辞は全部私が読むという人生目標を持っているわけです。
つまり、定年(いつ?)まで、うちでみんなが働いてくれると嬉しいのです。

終身雇用の理由②~引継ぎコストを払うなら、昇給財源にした方がいい

税理士業は人依存の度合いが強いビジネスです。
我々はモノや仕組みを打っているわけではなく、ヒトを売っているビジネスです。
ヒトを売るビジネスはどうしてもヒト依存になる。

さらに、引継ぎにかなりの時間を要するビジネスでもあります。
この時の引継ぎコストは実は馬鹿にならなくて、人がどんどん辞めてしまう組織であると、
利益を押し下げ、賞与財源、昇給財源を失います。ということは人が辞めないほうがいいわけです。

ちなみに、零細な税理士事務所はそうは考えていなくて、長く続けられると給料が高くなるから
いやだという税理士はかなりたくさんいます。
この考え方は、税理士=独立=資格取る前は丁稚奉公、の時代には通用しました。
昔の税理士事務所の給料は気が遠くなるほど安かったんです。
サービス残業100時間して月給20万円なんてざら。
マックでアルバイトした方がが高給取りと揶揄される時代でした。
昔は税理士を目指す人がかなり多くて、採用コストもほとんどかからなかったんですね。

ところが今は違う。そもそも若者で税理士を目指す人はいなくなりました。
そりゃここまで、「税理士資格は足の裏についた米粒。その心は、『とっても食えない』」
という論調でネットや雑誌に書かれていれば目指す人は減ります。

さらに税理士資格はドメスティックですからね。これからの時代に合っていない。
試験もむちゃくちゃ難しいし。

根本に戻れば、日本国内の労働力供給は減少の一途です。
人の確保がどの企業も最重要課題です。
採用コスト、引継ぎコストを考えれば、辞めない職場づくりを目指した方が絶対に利益はあがります。
だから終身雇用が最高の時代に戻ったと考えています。



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