これにはいくつか理由があります。
- 残業ゼロは現実的に無理。
- 上記のようなものを積み上げれば月に10時間は行ってしまう。
みなし残業はゼロでもいいけど、毎月の給与計算が煩雑になる。
したがって、10時間以内に抑えてねという意思表示。
(給与計算を簡易化するという視点からはみなし残業10時間を超えてほしくない。)
➡残業代を払うのが惜しいわけではなく、長期的に働いてもらうためには残業は少なければ少ないほどいい。
こんな感じ。
こんな理由で10時間のみなし残業が込みなんですね。
ところが、就職情報誌を見て困ったことが。
うちはみなし残業10時間込みの給料を掲出していますが、他の事務所で多いのはみなし残業30時間です。
基本給が仮に20万円だとして、みなし残業込みの表示にすると、
10時間の場合 215,625円
30時間の場合 246,875円
で全然違う。
なんと3万円の差ですね。
みなし残業30時間の税理士事務所は
残業ゼロでもみなし残業代がでるから得だよ、だからうちで働いた方がいいよ、という話をするわけですが、まさに詭弁というか。
みなし残業が多いところほど、その時間も含めて業務構成しますから残業ゼロには絶対にならない。(経営判断上当たり前)
さらによく聞く話だと、みなし残業時間超えても残業代が出ないところも多いと聞きます。
そして上記のように基本給ありきでそこからみなし残業代を積み上げる形式の決定方法だったらまだいいと思いますが、
みなし残業込みで25万円を前提にし、じゃあ、みなし残業は何時間にする?っていう決め方が最悪です。
みなし残業10時間込みで25万円の場合、時給は1,449円。
みなし残業30時間込みで25万円の場合、時給は1,265円。
時給にして184円差。比率にして15%異なる。
みなし残業の時間をきっちり確認し、就職先を決めることをお勧めします。
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