9月から受験勉強も新シーズンを迎えますね。
どんな科目を勉強するか悩んでいる方もいらっしゃると思います。
結論から言えば、税理士になるための勉強と実務的な勉強は別物なんで、税理士になるためのルートはなんでもいいと思います。
大学院についてもそう思います。
モチベーションを下げてしまう書き方になってしまいますが、税理士試験の勉強は仕事に役立つかというと投下する時間と比較するとそうでもない。
効率はとてもよくないです。
様々な項目が覚えられていいかもしれないけど、
実務的にはあらゆることを粗々しっているということ、
そしてそれに対するリサーチ能力、
リサーチしたことを実行する能力、
が必要になります。
税理士試験はそういった意味では適してない。
ただし、根性、長期間にわたって諦めずにやり遂げる能力を測るにはとてもいい試験だと思います。
採用する側からすれば、税理士試験に合格されているということは、その税目の骨格を理解し、細かい知識にも触れているということでやはり安心感があるのは間違いないです。
科目選択はなにがいい?
まあ、これもなんでもいいと思います。
それなりの規模の税理士事務所になれば、全員合わせれば11科目合格している人がいるはずで、また、国税4法については実務でも頻繁に取り扱っていて知見がたまっているので、むしろ地方税とか国税徴収法の合格者はある意味重宝します。
小規模事務所をご希望される方は、実務頻出の国税4法合格者は育成の手間が省けるという意味において喉から手が出るほど欲しいのではないかな?と思います。
大学院は?
最近思うのですが、大学院修了者は全員とはいいませんが、リサーチ能力や思考力が鍛えられている方が多く、重宝します。
どうせ科目免除目的で大学院に進学するなら、会計でなく税法にしたほうが良いと思います。(多くの方はそうするでしょうが。)
大学院で科目免除することにより計画的で確実な資格取得が可能になりますから、中長期で人生計画を立てるにはとてもよいと思います。
また、せっかく大学院にいくならしっかりと研究することをお勧めします。
せっかく与えられた環境ですし、人生においてたくさん調べてたくさん文章を書くという経験はとても貴重だと思います。
なるべくならしっかりと勉強させられる?大学院に進学し、苦しんでください!
研究テーマはなんでもいいとは思います。
繰り返すけど、判例を調べる力、思考する力は必ず役に立ちます。
ただし、完全試験組よりも就職の時は不利にはなります。
有利になることはない。
でも、こんなご時世ですから特に問題なく就職はあります。
なかったらうちに来てくださいませ。
入ってからはなんだかんだで関係ないです。
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受験科目選択と大学院
2017.8.30更新