代表 岸健一のブログ

税理士への道4

2018.2.10更新
3日前からの続きです。
読んでない方は初めからお読みください。

どこで働くか

特に初めて働く税理士事務所は重要だと思います。
まだ税理士事務所で働いたことのない方は、ひなの状態。
となれば、初めて見るものがこの世のデファクトになるはずです。

そこの事務所がイケてなければあなたの税理士人生もたぶんイケてないでしょう。
もちろん反面教師にするという方法もありますが、相当の能力がないと反面教師にできません。朱に交われば赤くなるって話ですよね。

大規模事務所で働く場合

私は大規模事務所で働いたことがないのでこれは完全に想像と伝聞の話です。
正確には大規模事務所で働いている人複数人に聞いて判断してください。
大規模事務所で出世するのは営業力がある、もしくはかなりの高度な知識を有するかのどっちかです。前者の方が出世しやすいです。
また、学歴は高い方が出世するでしょう。これは頭がいいからではなく、学歴が高い方が高度な人脈がある場合が多く、本人に真の営業力がなくても営業がうまくいってしまうからです。
個人的には、有資格者でなければ大規模事務所では働かないほうがいいと思っています。
基本的には忙しいし、それなりに楽しい仕事も多いですから、試験に集中することは困難です。ということは必ずどこかで退職し、試験勉強に注力する必要性があります。
そして、大規模事務所の平均勤務年数は短いです。
多忙だからです。
サラリーはいいです。

有資格者が割り切って数年働き知見を磨く、もしくは有資格じゃなくても知見を磨き、貯金を作る期間としてみるのがいいんじゃないかなと思います。


中規模事務所で働く場合

20人~100人規模を想定しています。税理士法人ベリーベストはこの領域です。
中規模といっても、これからどんどん拡大する途中の中規模なのか、安定経営になっている中規模なのかの見極めは大切です。これは代表者の年齢、社歴をみれば済みます。
税理士法人ベリーベストは拡大途中です。
数年後には大規模事務所になると想定しています。
もしあなたが若く、扶養家族もいないようでしたら発展途上のところに入りましょう。
そこでパフォーマンスを発揮できれば出世は早いです。
人がいないから。ポストも余りまくりです。
この場合、税理士業はサービス業であるという認識が強く求められます。
時代背景からです。

代表者の年齢が60歳を過ぎているなどの場合、安定経営だと思います。
もしあなたの年齢がそれなりにいっているならば、こっちに行った方がいいです。
扶養家族がいる場合などです。

社歴が長いということは、変化は乏しいです。
よって、社風の見極めが必要でしょう。
残業の多寡、社内の飲み会の頻度などは要チェックです。

小規模事務所で働く場合

これも中規模事務所と同様に、なぜ小規模なのかを見極める必要があります。
設立したばかりであるならば、創業者と苦楽を共にし、ナンバー2のポジションを確保するのも楽しいと思います。目指せ! 史上最強のナンバー2! 
社歴が長いのに小規模な場合、税理士先生に問題がある場合があります。
●営業力がない
●人材育成能力が低く、人が辞めてしまう
●自分が稼げればそれでいいという発想の税理士先生である

いちばんやっかないのは自分が稼げればそれでいいという発想の税理士先生の下で働くことです。
たぶん、自分で手を動かす気力がある税理士は、人を雇わないモデルが一番稼げます。
たぶん一定レベルの営業力があれば、年商2~3千万円くらいは10年も税理士やってれば行ってしまいます。
かかる経費が500万円であれば、税引き前所得は1,500万円から2,500万円。
悪くないです。
この場合、コスト意識が悪い意味で高いことが多い気がします。
となると昇給は期待できず、また、人材を育成した経験がないため、あなたは自ら学ばなければまったくスキルアップしません。
そして、給料が安い場合が多いですから、転職の際に足元を見られます。
正直に書けば、転職先の給与決定は前職の見合いが多いです。
前職は300万円だったらから320万円くらいだしときゃいいだろ、って話になってしまいます。
同じ能力でも、前職が500万円だったら520万円になるわけです。

それでも小規模事務所で働く場合、すべては税理士先生の人がらによると思います。
なぜならばその税理士先生の帝国だから。
カラスが白いって言えば白いんです。
文句言う人もいない。(そもそも人がいないし。)


続きは明日。







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