代表 岸健一のブログ

DAZNに恐怖を覚える今日この頃

2018.5.17更新
DAZN、ご存知でしょうか。
スポーツ観戦好きであればご存知だと思いますが、
現在、Jリーグを観戦しようとするとDAZNと契約するしかありません。
Jリーグを支え続けてきてくれたのはスカパーですが、昨年(だっけかな)より、DAZNがJリーグの独占放映権を取得、スカパーにサブライセンスを付与するかが注目されましたがDAZNはそれを拒否。
スカパーはJリーグ放映権を失いました。
どれくらいの顧客流出があったか知りませんが、かなりのダメージのはず。

私は、Jリーグを見るためにスカパー、Bリーグを見るためにスポナビライブと契約していましたがスカパーを辞め、DAZNと契約、DAZN+スポナビライブという生活でした。

ところがDAZNがスポナビライブを吸収すると発表。
というわけで、私はDAZN+スポナビライブ⇒DAZNの一本
ということになったわけです。

DAZNはJリーグ放映権獲得、他にもヨーロッパ主要リーグ、そして来年からはUEFAチャンピオンズリーグ放映権も獲得。
メジャーリーグ、NBA等、なんだって月額2,000円程度(docomo、ソフトバンク契約者は1000円程度)でメジャースポーツ見放題のインフラになってしまったわけです。

となると心配なのがスカパー。
スカパーの顧客層をよく理解していませんが、おそらくはスポーツ、音楽、映画、アダルトの4本が主用コンテンツであったのではないかと。

スポーツはDAZN、
音楽&映画はAmazonやその他の格安系、
アダルトは無料動画、
にそれぞれ取られ、スカパーは相当の工夫がなければ顧客を維持できないと思います。
一部、ネット放送?に違和感を覚えるシルバー層などは残るかもしれませんが、風前の灯か。

となれば日本でスポーツを見るためのインフラがDAZN一本に絞られる。
これは。。

サッカーワールドカップなど、民放がまだ頑張るかもしれませんが聞くところによると2022年のドバイワールドカップの時の放映権料はもうスポンサー収入だけでは賄えないレベルに達しているらしく(ロシアワールドカップもかなりのものらしい。)、民放での観戦は無理なのではという噂。

グローバルでどうなっているかわかりませんが、DAZNの勢いは世界的なものだと思います。
近い将来、スポーツ観戦はDAZN一択という状態に。
他のインフラがつぶれてしまうからです。

DAZNは、巨額資金による独占放映権の獲得、他のインフラから顧客を奪う、独占、の道を歩んでいるわけです。

Jリーグを例に取ると10年間で2,100億円。1年辺りは210億円。
Jリーグを見るためにDAZNと契約する人は日本にしかいないでしょうから、この年間210億円は日本人が賄う必要あり。

DAZNの顧客単価を年間15,000円だとすると、なんと140万人の日本人がDAZNと契約しないとJリーグへの支払代金さえ確保できない。
他のコストもあるでしょうから、なんとなく200万人くらいが契約してやっとJリーグへの支払が可能ということに。

こ、これは、、、、
日本人の20%くらいがDAZNと契約しないとあかんという計算。
グローバル&Jリーグ以外の数値を加味してませんから違う計算結果にはなるのだろうとは思いますけど、かなり厳しい数字であることに間違いない。


問題は、DAZNのJリーグへ支払う10年2,100億円の支払条件がテールヘビーであるということ。条件は良く知りませんが、テールヘビーであるということは、極端に言えば、初年度10億円、徐々に増えて行って最終年度500億円、みたいな契約。
払えるのか。。。

その時になって、DAZNが「払えませーん!! ごめんね!!」となってもDAZN以外のインフラはつぶれてしまっていると予測しているので他に代替手段がなく、じゃあ半額でっていうことになるんじゃないかと危惧しているわけです。

DAZNがそうするとは言いませんが、巨額の資金を持つ人にとってはこの流れは定石だそうでう。
巨額を突っ込みライバルを全部消す。
そこから独占交渉権を得て、当初の約束を反故する。

まさに強者の戦略。

DAZNを運営するのはイギリスのパフォーム。
パフォームは非公開会社であって株主がよくわからない。(知らべればわかるかもしれないけど、ちょっとググっただけでは出てきませんでした。)
誰が仕掛けてるの~、、、、




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