代表 岸健一のブログ

所属税理士制度ってなんだ??~独立準備しながら税理士ができる?

2017.6.12更新
結論から言えば、税理士法人ベリーベストは所属税理士制度をしっかりと活用したいと考えています。

所属税理士とは、平たくいえば税理士法人ベリーベストに所属しながら自分の顧客も取れるという制度です。

税理士の登録方法には次の3つがあります。
1.開業税理士
2.社員税理士
3.所属税理士


開業税理士

現在では最も多い登録形態です。
山田太郎税理士事務所とか看板を掲げている税理士事務所の税理士は開業税理士にカテゴライズされます。
開業税理士は、当然に自らの名前で顧客と契約します。

社員税理士

税理士法人の社員(パートナー)として登録している税理士です。
私も社員税理士です。
社員税理士は税理士法人として顧客と契約をし、自らの名前で税務顧問契約を行うことはできません。
(私は税理士岸として顧客と税務顧問契約は締結できず、税理士法人ベリーベストとして契約する)

所属税理士

所属税理士は、開業税理士もしくは税理士法人の補助者として登録される税理士登録です。
所属税理士は平成26年3月の税理士法施行規則の改正により制定され、同時に補助税理士という名称はなくなりました。
所属税理士は、原則的に自分で税務顧問契約を結ぶことはできませんが、所属する税理士事務所若しくは税理士法人の許可があれば、自らの名前で税務顧問契約を結んでもよい、という制度です。(蛇足ながら補助税理士時代は自分の名前で契約できなかった。)

税理士法人ベリーベストのスタンスとして、所属税理士が自らの名前で顧客開拓すること(自分で契約すること)には中立の立場をとっています。
要するに個人の自由ということ。
当然、法人の許可が必要ですが、私は許可してねといわれれば許可します。

私の所属税理士にまつわるエトセトラは次のような感じ

自分でとれる顧客は積極的にやってみたほうがいいよ

友人知人から税務の仕事をお願いされる場合もありますよね。断る理由がないので積極的に受ければと思います。
責任感は増すし、いろんな案件に触れることになりますし、よいことしかないと思っています。

きちんとそのお客さんには自分が責任をもって契約し、税理士法人ベリーベストは関係ないといってね。

まあ、制度上、当然ですね。

自分で受けた案件は社内でやりなよ、ただし業務時間外ね。

まあ、これも当たり前だと思います。法人の仕事じゃないのに勤務時間内にできるわけがない。でもうちは基本フレックスなので、例えば13時から14時に自分の仕事をやったとしてもその分遅くまで頑張ればいいんじゃないの?とは思っています。

システム利用料として15%は法人に入れてね。

会社でやっている以上、PCや税務ソフトは使うだろうし、15%は上納せいと言っています。正直なところ15%が欲しいわけではなく、コスト感覚を養ってほしいという思いからです。

自分で受けた業務でも、法人内の人間はどんどん使ってね。その場合、給料などの原価は負担してね。

よく伝えているのが、「自分で受けてぜーんぶ自分でやれば85%(15%法人にとられるから)はあなたの収入が増えるよ。でもそんなセンスの悪いことしちゃいけない。なるべく法人内のスタッフにやってもらって、その原価は自分で85%の中から負担しなさい。その結果、仮に手取りが20%になっちゃったとしても、労働ゼロで20%確保できたんだからよしとしなさいよ。その方が時間効率いいよ。総額の金じゃなくて効率の金を重視しなよ。」
要するに税理士であるあなたが全部やるなんてナンセンスということを伝えています。
言葉を選ばずに言えば、だれでもできる仕事を税理士であるお前がやるな、って話です。
開業税理士で失敗している人は、自分でできることは自分でやろうとしている人なんじゃないかなと思っています。自分でやればゼロ円(直接支出はね)、人にやらせたら時給が発生する、もったいない、と思っちゃうとその税理士事務所の発展はないと思っています。
だから目先の金欲しさで自分でやってほしくないという思いからです。失敗する税理士の思想になっちゃう。

所属税理士っていう制度はとてもいいと思うんですよね。
独立したいけどいきなり独立するのは怖い、そうだ、税理士法人ベリーベストで働きながら、徐々にプランを磨き、法人に許可取って自分の顧客を徐々に増やし、10件顧客ができたら独立しよう!
みたいな使い方ができますよね。

以前書きましたが、私の経営理念は終身雇用ですから、独立されちゃうのはとても寂しいですが、自己実現も私の経営理念であって、独立したいという人間を押さえつけるほど私はわがままではありません。
(でも、独立するより税理士法人ベリーベストに残ったほうが好きなことやれるし金もいいな、よし、独立しない!、と思わせるのが目標)

そんな使い方をすればいいんだと思います。
独立しちゃったとしても人間関係が切れるわけじゃないのでお互いに仕事の面でもプライベートの面でも協力できますしね。


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