人材育成に対する思い

基本方針

良い意味でのわがままをどんどん言ってください。

希望を叶えるという基本方針で人材育成を行っています。もちろん、組織ですからすべて自分の思うとおりにはなりませんが、基本的にはいい意味でのわがままを言ってほしいと考えていて、いい意味でのわがままと組織としてのわがままを調和し、組織も個人も大きく成長する姿を思い描いています。

いい意味のわがままとは、「相続税の仕事がしたい」、「自分は業務の合理化が得意なのでその提案をしたい」などの前向きな意見を指しています。単にわがままを認めると言っているわけではなく、その人がやりたいことをやってもらうのがその人の成長に最も寄与し、その成長が組織の成長につながると確信しているからです。

もちろん組織ですからわがままのすべてを受け入れることはできませんが、どんどんいい意味でのわがままを言ってほしいと願っています。

基本方針

今後の税理士業界の変化

高度な専門的アドバイスには強いニーズがあります。

各種メディアでも頻繁に書かれていますが、確かに広く認知されている税理士業務(記帳代行、税務申告)の前途は決して明るくないと考えています。

広く認知されている税理士業務の9割がルーティン作業です。ルーティン作業は必ずAI(人工知能)やfreee、マネーフォワードなどの新進系会計ソフトに取って代われる日がやってきます。ところが、税理士業務はなくなることはありません。もちろん広く認知されている税理士業務も細々とは生き延びると思いますが、複雑難解な税法を熟知し、お客様により有利な手法を提案し、その実行をサポートする事前提案、コンサルティングはなくなるものではなく、むしろ世の中が高度になるにつれてより一層重要視されるようになるからです。

今は過ぎ去った感がありますが、一時期、税理士業界は価格競争一辺倒に陥りました。業界全体が忍び寄る税理士業務のAI化、IT化にコストで勝負しようとした結果です。
しかしながら、税理士業界は価格競争をやめました。freeeなどの新進系会計ソフトの登場によって、日々の経理業務は自社で行い、法人税申告など自社でやるとコスト感が合わない業務のみを税理士に任せるような若い会社が増えたためです。自社でやればゼロ(社内の人件費はかかるかもしれませんが)、税理士に頼めばいくばくかのコストがかかるという構造になり、税理士は価格では対抗できなくなったからだと推察しています。

ゼロに対抗するためにはお金をあげるから顧問業務やらせてくださいしか手法がなくなります。これで価格競争が止まりました。優秀な新進系会計ソフトの飛躍により、私がいう広く認知された税理士業務はなくなることになります。このような状況下で、お客様は税理士に対して、「専門的アドバイス」を求める風潮になってきました。高度な専門的アドバイスには強いニーズがあり、高額を払ってでもアドバイスを求めたいという環境です。

今後の税理士業界の変化

スキルアップのための施策

社員の成長なくして組織の成長なし。

高度な専門的アドバイスがより必要とされる時代を見据え、積極的な研修への参加を社員に呼び掛けています。各種セミナーの案内が社内で回送され参加したいセミナーには有料無料を問わず積極的に参加するようにすすめています。

また、オンラインで参加できる研修も準備しています。税理士事務所業界への就業が初めての方には数十時間に渡る研修映像の視聴をお願いしています。もちろんすべて勤務時間内です。社員の成長なくして組織の成長なし。どんどん勉強してください。

スキルアップのための施策