代表 岸健一のブログ

税理士講座の講師をやってたことがあるんです

2017.7.15更新
私はTACで税理士講座の講師をやっていた時代があります。
簿記論の講師でした。

忘れられない罪深い思い出が。

「今年は割賦販売は出ない!」
と断言したわけですね。

そしたら出ましたよ、割賦販売。
しかも第一問と第三問に。

盛り上がりましたね~
2ちゃんねるでは岸祭りでしたね~
(当時は2ちゃんねるが税理士受験生の意見交換最大の場所だった)
しかも通信のテープ(今は知りませんが、当時はカセットテープだった)を撮っていましたのでもう大変でした。
(ちなみに、本人の名誉のために申し上げておくと、どうしても勉強が大変な人は割賦販売をきっていいといったわけなので、もちろん多くの人が勉強はしていたと思います。)

本社からは余計なこというなと怒られ、同僚にはほくそ笑まれもう大変でした。

そしてその翌年。
「今年は繰り延べヘッジが出る!」と断言しました。
当時は実務指針から出題されることが多く、周期的に繰り延べヘッジじゃね?と考えたわけです。
最後の答練(テスト)にも出題し、最後の授業もじっくり繰り延べヘッジをやりました。
(今は知りませんが、当時は最後の授業は講師の裁量だった)

そしたらですね、見事出題!!
びびりましたよ。
この時も通信の講師もやってましたからTAC圧勝の予感だったわけですよ。
見たか、大原!と思ったわけですよ。

当然、2ちゃんねるには岸賞賛祭りが起きると思ったら微動だにしない。

あれ??

おかしいやないか、と思ったら、2ちゃんねるのコメントに、
「岸が出るっていったから出ないと思って繰り延べヘッジやらなかった」というコメントが散見。。

解答開設会で、「ほら! でたでしょ!! 繰り延べヘッジ!!!」というと、
「岸先生が出るって言うから勉強しませんでした❤」

ですってよ。

「ああ、これが狼少年の気分か」
まあ、繰り延べヘッジが出来なくてもたぶん合格したと思います。
そりゃ出来た人はかなり有利だっただろうけど。

どんな試験でもそうだと思いますが、マイナー論点は正解できなくてもよくて、メジャーな論点をきっちり出来れば大丈夫なんです。

試験委員対策は結構まやかし。
大原さんがやってるんだからTACもやらないとお客さん取られてしまう。
そして、予想は当たらない。

時間に余裕があれば別ですが、余裕がないなら基本論点に立ち返り、そこで失点しないことを心がけたほうがよいと思います。

皆様の幸運をお祈りします!

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