代表 岸健一のブログ

これから勝利する税理士事務所はどこなのか?~その2 税理士業界への新規参入者の話

2017.7.20更新

求職者の減少

税理士(会計士も)を目指す人が減少しています。
あらゆる雑誌で「取っても食えないものは足の裏についた米粒と税理士資格」なんて揶揄される今日この頃。
そして試験は難しい。

ハイリスクローリターンと読めてしまうわけです、上記の情報を総合すると。

そりゃ税理士を目指す人は減りますよね。
税理士試験受験生は2005年(平成17年)の56,314名がピークだそうです。
ちなみに2016年(平成28年)は35,589名。
なんと3分の2に減少しました。

シンプルに考えれば税理士事務所への就職希望者も3分の2になるわけです。

なんとなくここまで売り手市場が続けばそのうち受験生の現象には歯止めがかかる気もしますが、持ち直すことはたぶんないと思います。


中小零細事務所には辛い現実~BIG4に誰でも入れる時代

実は、現在、BIG4には入ろうと思えば誰でも入れる環境です。
昔は30代になってしまったら有資格者でなければ話にならなかったし、20代後半でも3科目以上合格は必須でした。ところが今は30代だろうが、合格科目がなかろうが、だいたい入れてしまうわけですね。
BIG4と町の税理士事務所のどっちに行きたいですか? 皆さんだったら。
そりゃBIG4ですよ。
ちなみに現在は英語力も不問ということで、「英語が出来ないからBIG4にはいけない」というのもなくなってしまったわけですね。
BIG4の名声、そして就職情報誌を見比べたときのBIG4の賃金の高さ。
大原の就職情報誌によれば、
KMPGの初任給は281,250円。初年度年収450万円。
残業もバンバンあるので年収は500万円は確実に越しますよね。

一方、町の税理士事務所。これも大原の就職情報誌をぱっと開いたところを見ると、
従業員6名、年俸300万円、だそうです。

これは勝てない。。。

しかも、この事務所は新宿です。例えば立川とかの地方都市だったら「家から近いからここでいいや」って話もあるかもしれませんが、新宿までいっちゃうならもうちょっとでKPMGありますからね。。

以前はBIG4落ちたから仕方なく町の税理士事務所。
今はBIG4に引っかかってしまうので落ちてこない。

う~ん、、、

まあ、こういう環境なわけです。

ちなみに、BIG4は残業すごいですよ。
もちろん契約によっては短い人もいますが、初めからは厳しいと思います。


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