税理士 廣田 光
法人部門4課マネージャー

税理士 廣田 光Hirota Hikaru

業務内容を教えてください。
ひとつはチームのマネジメントを含めた法人の税務顧問をやっています。
また、埼玉にあるサポートオフィスの記帳代行チームの申告書作成などを進める上での仕組みづくりと育成社員への研修の監督も務めています。
仕事のボリュームの割合は、ちょうど3割ずつという感覚で偏りもなく業務を行えています。
典型的な1日のスケジュールを教えてください。
フレックスのため朝は遅めで11時ぐらいに出社して、まず始めにメールを確認します。

千代田支店(水道橋)に出社する日は、育成社員研修やその他育成社員関係の業務をしています。
また、埼玉のサポートオフィス(土呂)に出社する日は、記帳代行チームの業務の仕組みづくりを主に行っています。

お客さまとの面談があると当然そちら優先になるので、比較的日によってバラバラなものになっています。
業務を進める上で特に苦労したことはありますか?
記帳代行チームの仕組みづくりに携わって3年弱になりますが、元々経理の入力以外はできない方しかいらっしゃらないところからスタートして、3年たった今では法人税の申告書作成と確定申告や年末調整といった季節業務など、こなせる業務の幅が驚異的に広がりました。

その中でも特に大変だと感じたことは、皆さん税務を知らない方たちなので、どうやって教えたらいいかというところです。
おそらく皆さん「税」というワードにすごい抵抗感があると思うので、その印象を変えていくため試行錯誤を繰り返すことにとても苦労しました。

たとえば、業務を進めていくメンバーの編成やプロジェクトを進めていく上でどういうスパンを組んだらいいかなど、最初は考えることがたくさんありました。
過去の業務を振り返ってやりがいを感じた業務を教えてください。
記帳代行チームの仕組みづくりの業務の進め方をある程度一任してもらえていたので、自分の中で試行錯誤しながら進められたというのは結構やりがいを感じられて楽しかったですね。
記帳代行チームの仕組みづくりの今後の課題
1つ目としては、法人税の申告書とかだとある程度仕組みができていると思うんですけれども、製販分離でいうところの販売側の千代田支店側の負担を減らすという観点では、まだまだ範囲が広げられる余地があるんじゃないかなというところです。

2つ目としては、確定申告や年末調整といった季節業務は基本的に1年に1回の対応なので、なかなかノウハウがたまりにくいというところです。
お客さまに満足・安心いただくために日頃から心掛けていることを教えてください。
特別なことではないですが、やはりお客さまによって求めていることは十人十色なので、そのお客さまが自分たちに何を求めていて、それに応えるために何をやるべきかというところは最初に必ず確認するようにはしています。
ただ試算表を出すだけとかではないと思うので、何のためにそれをお客さまが欲しがってるのか、それを基に自分たちはどんなアドバイスをしていかなきゃいけないのかなどは常に考えています。

また、理屈も踏まえた非常に細かいところまで知りたがるお客さまもいれば、結論だけ知りたいお客さまとかもいらっしゃると思うので、そういった場面での対応の仕方はすごく意識しながらやっています。

あとは、なるべくフットワークを軽くするようには心掛けています。
お客さまを手厚くサポートする上で重要なスキルや知識があれば教えてください。
少なくとも税理士試験で法人税や所得税を勉強して知識を身に付けたからといって、お客さまに十分なサービスができるかというと違うと思います。
やはりベリーベストに入社して7年間で培ってきた経験とかで今があるなというのは強く感じるからです。
また、0から1にするような仕組みづくりとかが好きな人には結構向いているのではないかと思います。

製造業のお客さまに工場見学させていただいた機会があるんですが、仕組みづくりは工場長のような感じのイメージを持ちました。
もちろんチームの方が機械に見えているということではなく、工場と似たような環境の中で、より高品質なものをどういうレイアウトでどんなフローで進めていけばミスなく提供できるかなど考えるのが好きな方は向いていますし、必要なスキルだと思います。

とは言え時間は無限にあるわけではないので、限られた資源の中でどれだけミスがない水準まで持っていけるかを考える力が大事だと思います。
チームのマネージャーや育成社員担当として新たな人材を育てるにあたって日頃から心掛けていることを教えてください。
なるべく自分たちで試行錯誤してあれこれ調べながら答えにたどり着いてほしいという気持ちがあるので、道筋を伝える程度で横にベッタリ付いて教えることはしないように心掛けています。
自分で取り組んで知識を習得していかないと、応用力を身に付けるという観点から見ても難しくなってしまうからです。

お客さまと面談がある時も、事前にご相談いただいていたことは当然調べて準備はするのですが、なかなか思い通りに進まないことも多いので、やはり都度自分で考える力というのは必要だと思います。
ベリーベストで働きやすいポイントを教えてください。
やはりフレックス制度ですね。
フレックス制度というのは、コアタイムが11時〜14時で勤務可能時間帯は7時〜22時となっているので、1日8時間を基本として自分のライフスタイルに合わせて業務時間を調整できる制度になります。

たとえば、満員電車に毎日乗っているとそれが当たり前になりますが、たまに乗ると結構心身共に響きます。
出社時間を満員電車の時間とズラすことで、通勤時間がストレスフリーになり、出社してから最初の1時間の生産性に大きく影響しているなと強く感じます。
ご自身のキャリアにおける今後の展望と目標について教えていただけますか?
現在幅広い業務を行っているので、常に自分のやりたいことも含めていろいろ想像しながら仕事に取り組んではいるのですが、今の若者たちと同じで明確にこれだというものはなく、探っている段階です。
今任せていただいているお仕事をいろいろやりながら、何か自分の道を探していきたいなと思っています。
転職を考えていらっしゃる方へ一言
決して言わされているわけではないですが、こんなに働きやすい事務所は他にないんじゃないかなと普通に客観的に見ても本当に思います。
税理士試験に挑戦しようと思っている方だったら勉強との両立もしやすいですし、試験が終わってる方とかでしたら幅広いプロジェクトや業務に参加できるので、やりがいと働きやすさの両方がある事務所なんじゃないかなと思います。
その他インタビュー
マネージャーインタビュートップへ戻る