2年目以降の研修内容
もちろん、2年目以降の研修も充実。ベリーベスト税理士事務所の売り物は知識。
知識の充足無しにお客様が満足するサービスを提供することは不可能です。社内研修はもちろんのこと、社外研修も積極的に参加してください。
社外研修は代表や上司からお勧めされる場合もありますが、基本的には本人で各種情報から探し、事務所の許可を得て参加する形式をとっています。
社内研修はその年度ごとに異なります。参考までに、2021年の2年目研修の内容は下記の通りになります。講師は主に3年目以降の先輩が行います。社内講師を勤めることにより、税理士として必要な発信力を磨くことも隠れた目標にしています。
回数 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
第1回 | 決算説明 役員報酬、賞与、退職金 資金繰り |
|
第2回 | 相続・贈与 | 相続・贈与の課税の仕組み 相続税と贈与税一体化への動きについて 不動産の評価 資産税につなぐために最低限聞いておいたほうがいい項目など(税務会計部門でも、CLから相続について聞かれたとき、概要くらいは伝えた上で資産税につなげられるように。) |
第3回 | 決算スケジュール 源泉所得税の範囲※ |
・決算の前々月から納品までのだいたいのスケジュール 資料回収のコツ 成功例、失敗例など。 ・源泉所得税の仕組み(簡単に) 個人への報酬で源泉徴収しなければならない支払いはどれか。 コンサル料の支払いは源泉徴収必要か。 |
第4回 | 税務調査 優遇税制 |
・税務調査の概要 実際にどのような指摘を受けたか。そこから見える、普段から気を付けるべきこと ・優遇税制にはどのようなものがあるか。要件と節税額を簡単に |
第5回 | 少額資産 倒産防止共済※ 保険 社宅※ 短期前払費用 |
・少額資産を買ったときの処理方法(概要) 一括少額資産との違い それぞれのメリットデメリット 償却資産税とのからみ ・倒産防止共済の概要 メリットデメリット CLに提案するタイミング ・保険を節税として使う仕組み(課税の繰り延べである説明) メリットデメリット ・社宅を使うと節税できるのか メリットデメリット 役員、従業員の負担はいくらが妥当か ・短期前払費用の特例とはどのようなものか 節税効果はどのくらいあるのか(具体例を使って) 1年目、2年目以降 |
※育成社員の記事と連動した内容
2年目以降研修を担当した専門職社員さんへインタビュー
専門職社員インタビュー
クライアントが
本当に望んでいる情報や提案は何かを
考えることができるように
なっていただけたら
本当に望んでいる情報や提案は何かを
考えることができるように
なっていただけたら
- 2年目以降研修のコンセプトを教えてください。
- クライアントへの標準的な提案内容を身につけることです。
- 2年目以降研修をこれだけ充実させる意義とは何でしょうか。
- 専門職社員として2年目に入ると、先輩の指導のもとクライアントへの提案資料の作成を行ったり、実際に資料に沿ってクライアントに説明を行ったりする機会が増えていきます。そのため、ベリーベストの専門職社員として標準的な提案内容を知っていただくことで、円滑にクライアントとお話が出来るように本研修を行っております。
- 今回の研修を行う中で、次の研修に繋げたい気付きなどはありましたか?
- 毎回の研修が終わった後、「もっと詳しく知りたい項目」や、「増やして欲しい項目」などのアンケートをとっています。様々な意見が寄せられ悩むところではあるのですが、アンケートの結果を鑑みより一層意味のある研修を今後も行って行きたいと思っています。
- 研修を進めていく中で、大変だったことはありますか?
- このような研修を行うことがベリーベストとして初めてだったこともあり、レジュメを一から作成しました。割と短期間で作成が必要だったので少し大変でしたが、自分が考えていることを要約してまとめたり、新たに調べものを行うことは自分自身にとっても勉強になりとても有意義だったと感じています。
- 研修を進めていく中で、うれしいと思う瞬間はありますか?
- 「わかりやすかった」という言葉は嬉しく感じます。また、研修が終わったばかりなので今後のお話になってしまいますが、研修を受けた専門職社員が実際に研修内容を踏まえた対応を行い、クライアントに喜んでもらえたという話が聞こえてくることを期待しています。
- 研修を経た専門職社員の皆さんがどういう人材になることを願いますか?
- クライアントが欲しいと思っている情報や提案は当然クライアントごとに変わってきます。そのため、実際にはクライアントからヒアリングしながら何を望んでいるかを把握することが大切だと考えております。研修で行ったことを基礎としてクライアントが本当に望んでいる情報や提案は何かを考えることが出来るようになっていただけたらと思います。
- ベリーベスト税理士事務所に今後どういう育成社員さん、専門職社員さんが入ってきてほしいですか?求める人材とはどういう方ですか。
- 新しいことに挑戦することが好きな方と一緒にお仕事がしたいです。
2年目以降研修を受けた社員の声
- 2年目以降研修を受けた感想をお聞かせください。
- 実際にお客様を担当させていただいているので、企業の1年間の動きを思い出しながら、現在の自分の知識の足りない部分や、しっかり把握できている部分の洗い出しを行うことができ、今後の目標設定にもとても役立ちました。また、同じくらいの年次の方が研修を担当されたりもしているのでみんなこんなことをお客様に提案したりしているんだ!と刺激になりました。
- 研修を受ける前と受けた後で変化はございましたか?
- これまでいかに自分が画一的な月次の報告をしてしまっているか、反省をしたので、お客様へのご提案内容に幅を持たせるよう意識をするようになりました。
- 最も印象に残っている研修は何ですか?理由も合わせてお聞かせください。
- 興味深かった研修は税務調査対策です。入社3年目を迎えますが税務調査もちらほら。まだ同席させてもらったりするだけですが、どういったことを意図して調査が進められているのか、それを踏まえてこちらの対応はどうするべきなのか。なかなか同席しているだけでは気づかなかった様々な攻防戦があるということ、自分のお客様をいかに守ることができるのか、どういった着地が最良なのか、時と場合に応じて考えていく必要があるのだと感じました。今後の来るべき税務調査への心構えとしても、また今後のお客様対応についてもとても参考になった研修でした。
- 2年目以降研修を受けた感想をお聞かせください。
- 日々の業務で単発的に対応してきた事項について各テーマごとにまとまっていて研修が行われたため、自分の中での整理がつき、非常に有意義な研修でした。
- 研修を受ける前と受けた後で変化はございましたか?
- 研修を受ける前は自分で調べて、整理をしていましたが、点での理解になっていた部分がありました。研修を受けることにより、体系的な理解ができたことが大きな変化だと思います。
- 最も印象に残っている研修は何ですか?理由も合わせてお聞かせください。
- 節税対策セミナーです。個々の税制、節税対策について、単発でどのような制度かは理解していましたが、どのようなクライアントに対して有効か、どのような提案を行えばよいか等について総合的に勘案して思考できるようになったと思います。研修を生かして、クライアントに対してより適切な提案をしていきたいです。