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TAX&ACCOUNTING MALLバックオフィス業務クラウド会計ソフトおすすめ3選!クラウドならではの良さとは?
2021.10.25 / 更新日:2021.10.25

クラウド会計ソフトおすすめ3選!クラウドならではの良さとは?

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クラウド 会計

技術の進歩の目まぐるしい現代社会、世の中は様々な業務効率化にまつわる商品であふれています。
正直、あまりにも多すぎて、何が何だかわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこで、1つおすすめの業務効率化ツールを紹介したいと思います。
昨今のリモートワークの広がりに伴い、「クラウド会計」というものが普及していることをご存知でしょうか。

どこでも作業ができるほか、仕訳の自動化もできるため経理事務の省力化につながります。

この記事では、法人の経理担当者や個人事業主の方へ向け、

  • クラウド会計の概要とメリット
  • おすすめクラウド会計ソフト3選

について紹介していきます。

この記事を読めば、なぜクラウド会計を始めるべきなのかを理解できます。
加えて、おすすめのクラウド会計ソフトの比較も可能です。ぜひ、最後までご覧ください。

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1、クラウド会計とは

クラウド会計とは

(1)クラウド会計とは

「クラウドと会計」とは、インターネットを通してオンラインで会計システムを利用できる仕組みのことをいいます。
これまではソフトウェアを買い、パソコンにインストールする「パッケージ型ソフト」が一般的でした。

しかし、最近はコロナ禍でリモートワークの機会が増えたことや利便性の高い機能を持っていることから、クラウド会計が普及してきています。

(2)クラウド会計でできること

クラウド会計ソフトは各サービスにより特徴が異なりますが、基本的な機能は共通しています。
特に、クラウド会計の特徴として目立つのは、以下の3つです。

①初心者にやさしい

パッケージ型ソフトと比べ、簿記や会計の知識に自信がない方でも簡単に操作できます。

②銀行やクレジットカードとのデータ連携

銀行やクレジットカードの明細をソフトに取り込み、自動で仕訳をしてくれます。

③バックアップの手間が省ける

会計データは膨大な容量になるため、バックアップも手間がかかります。クラウド会計であれば、インターネット上のサーバーにデータが自動で保存されます。 

2、クラウドサービスで会計業務をするべき理由

クラウドサービスで会計業務をするべき理由

(1)初期導入コストが安い

クラウド会計は、パッケージ型の会計ソフトと比べると導入コストが安いです。
プランにもよりますが、1か月あたりの利用料が1,000円以下のサービスもあります。 

(2)法改正などにも自動で対応

税法改正や会計制度の変更があった際、パッケージ型ソフトはバージョンアップのコスト(ソフトの買いなおし)が発生することがあります。
クラウド会計ソフトは、自動でアップデートしてくれるため、いつでも最新のソフトを利用することができます。

(3)インターネットがあればどこでも利用可能

インターネットさえあればどこでも利用できることもクラウド会計のメリットです。
パソコンのほか、スマートフォンやタブレットにも対応しているため、出張先やリモートワークでも作業ができます。

3、クラウド会計ソフトを効果的に活用する方法

クラウド会計ソフトを効果的に活用する方法

(1)他のソフトと連携する

別のソフトとデータ連携することで、業務の効率化やヒューマンエラー(転記ミス)の防止ができます。
使用するサービスにもよりますが、給与計算や勤怠ソフト、POSレジとの連携などが可能です。

(2)運営サポートを利用する

クラウド会計ソフトはどのサービスでもサポート体制が充実しています。
ソフトの導入から操作方法の説明までしてくれるため、初心者でも安心して利用できます。

4、法人向けおすすめクラウド会計ソフト3選

法人向けおすすめクラウド会計ソフト3選

(1)クラウド会計ソフトfreee

①製品概要

2013年にサービスを開始したクラウド会計のパイオニア的存在です。
法人向けとして、3プランを提供しています。

プラン名 利用料(税抜)
ミニマム 月額2,380円

年額23,760円

ベーシック 月額4,780円

年額47,760円

プロフェッショナル 月額47,760円

年額477,600円

(参考:クラウド会計ソフトfreee)  

②特徴

freeeは、クラウド会計ソフト業界ではナンバーワンのシェアです。
簿記初心者の方でも簡単に利用することができます。

各プランの機能・特徴は以下のとおりです。

プラン名 機能・特徴
ミニマム
  • 基本的な記帳
  • 決算書の作成
  • 見積、請求、納品書作成
  • 入金、支払管理
  • チャット/メールサポート
ベーシック

ミニマムの機能に加え、

  • 経費精算
  • 請求書の定期・一括請求
  • 便利な振込機能
  • 電話サポート
プロフェッショナル

ベーシックの機能に加え、

  • 一括消込
  • 予実管理、部門別会計
  • ワークフロー(稟議)機能
  • CRMソフトとの連携
  • その他複雑な会計処理機能

(2)MoneyForward クラウド会計

①製品概要

株式会社マネーフォワードが運営するソフトです。
法人向けとして2プランを展開しています。

プラン 利用料(税抜)
スモールビジネス 月額3,980円

年額35,760円

ビジネス 月額5,980円

年額59,760円

(参考:MoneyForward クラウド会計) 

②特徴

MoneyForward クラウド会計は、連携ソフトが充実しており、ニーズに合わせて使い分けることができます。
また、部門別会計機能も設けられていることも特徴の1つです。
 

各プランの機能・特徴は以下のとおりです。

プラン 機能・特徴
スモールビジネス
  • 決算書の作成
  • 部門登録は2部門まで
  • 給与・賞与計算
  • 年末調整
  • 請求書の発行
  • 経費の清算
  • 社会保険手続き
  • 勤怠管理
  • マイナンバー管理
  • クラウドストレージ容量は100MB
ビジネス
  • 決算書の作成
  • 無制限に部門登録が可能
  • 給与・賞与計算
  • 年末調整
  • 請求書の発行
  • 経費の清算
  • 社会保険手続き
  • 勤怠管理
  • マイナンバー管理
  • クラウドストレージ容量は10GB
  • 債務の一元管理機能

(3)弥生会計オンライン

①製品概要

会計ソフト「弥生シリーズ」をリリースしている弥生株式会社のサービスです。

法人向けに2プランを提供しています。

プラン 利用料(税抜)
セルフプラン 初年度無料

※次年度からは年額26,000円

ベーシックプラン 初年度15,000円

※次年度からは年額30,000円

(参考:弥生会計オンライン) 

②特徴

弥生会計オンラインは、手厚いサポート体制を受けられることが特徴の1つとなります。
また、セルフプランであれば、初年度の利用料が無料であることも大きな魅力です。

各プランの機能・特徴は以下のとおりです。

プラン 機能・特徴
セルフプラン
  • 基本的な取引入力機能
  • 決算書類の作成
  • 銀行口座やクレジットカードとの連携
  • 領収書やレシートの自動仕訳
  • 各種レポート(取引・損益など)
  • 電話・メール、画面共有による操作サポート(セルフプランは最大2か月無料で利用可能)
ベーシックプラン

セルフプランの機能に加え、

  • 業務相談(仕訳や経理、確定申告、消費税など)
  • チャットによる操作サポート

5、個人事業主向けおすすめクラウド会計ソフト3選

個人事業主向けおすすめクラウド会計ソフト3選

本章では、個人事業主向けのおすすめクラウド会計ソフトを3つ紹介します。

  • クラウド会計ソフトfreee
  • MoneyForward クラウド確定申告
  • やよいの白色申告オンライン、やよいの青色申告オンライン

(1)クラウド会計ソフトfreee

①製品概要

freeeでは、個人事業主向けに以下の3プランを提供しています。

プラン名 利用料(税抜)
スターター 月額1,180円

年額11,760円

スタンダード 月額2,380円

年額23,760円

プレミアム 年額39,800円

※月額プランはなし。

(参考:クラウド会計ソフト freee確定申告) 

②特徴

各プランの機能・特徴は以下のとおりです。

プラン名 機能・特徴
スターター
  • 所得税の確定申告書、青色申告決算書の作成
  • 請求書の作成
スタンダード スターターの機能に加え、

  • 消費税の確定申告
  • 定期請求・合算請求
プレミアム

スタンダードの機能に加え、

  • 部門別会計
  • 税務調査サポート補償
  • 電子帳簿保存機能


(2)MoneyForward クラウド確定申告

①製品概要

MoneyForward クラウド確定申告では個人事業主向けに、以下の3プランを提供しています。

プラン名 利用料(税抜)
パーソナルミニ 月額980円

年額9,600円

パーソナル 月額1,280円

年額11,760円

パーソナルプラス 年額35,760円

※月額プランはなし。

(参考:MoneyForward クラウド確定申告)  

②特徴

各プランの機能・特徴は、以下のとおりです。

プラン名 機能・特徴
パーソナルミニ
  • 確定申告書の作成
  • 請求書作成
  • MoneyFowardの各種サービスとの連携
パーソナル
  • 消費税集計
  • 請求書等の一括送信
  • 取引先の登録上限なし(パーソナルミニは15件まで)
パーソナルプラス

パーソナルの機能に加え、

  • 電話での操作サポート


(3)やよいの白色申告オンライン/やよいの青色申告オンライン

①製品概要

白色申告用、青色申告用のソフトを提供しており、各3プランを展開しています。

やよいの白色申告オンライン
プラン名 利用料(税抜)
フロープラン 無料

※次年度以降も無料

ベーシックプラン 年額4,000円(初年度のみ)

※次年度からは年額8,000円

トータルプラン 年額7,000円(初年度のみ)

※次年度からは年額14,000円

 

やよいの白色申告オンライン
プラン名 利用料(税抜)
フロープラン 初年度無料

※次年度からは年額8,000円

ベーシックプラン 初年度6,000円

※次年度からは年額12,000円

トータルプラン 初年度10,000円

※次年度からは年額20,000円

(参考:やよいの白色申告オンラインやよいの青色申告オンライン) 

②特徴

やよいの白色申告オンライン、青色申告オンラインの機能や特徴は以下のとおりです。

プラン名 機能・特徴
フロープラン
  • 確定申告書の作成
  • 銀行口座やクレジットカードとの連携
  • 領収書やレシートの自動仕訳
ベーシックプラン フロープランの機能に加え、

  • 操作サポート(電話・メール・チャット)
  • 確定申告時期のサポート対応時間延長
トータルプラン

ベーシックプランの機能に加え、

  • 業務相談(仕訳や経理、確定申告、消費税など)

6、クラウド会計について相談するなら税理士へ!

クラウド会計について相談するなら税理士へ!

(1)クラウド会計ソフトの選定のアドバイス

記事では、3つのクラウド会計ソフトを紹介しましたが、「どれも便利そうで迷うなぁ」と思われる方も多いでしょう。
ソフトの選定でお悩みの際は、税理士への相談がおすすめです。
自社の業務フローや利用目的にあわせて最適なサービスを選んでくれます。

(2)クラウド会計ソフト導入の支援

クラウド会計ソフトの導入にあたり、これまでパッケージ型のソフトで会計をしていた法人では、

  • 既存のソフトからスムーズに移行できるか心配
  • 自社にあわせた設定がよくわからない

などの不安があるかと思います。 

税理士は、導入の検討から作業に慣れるまでのサポートもしてくれます。

まとめ

今回紹介した3つのソフトは、どれも自信をもっておすすめできます。
クラウド会計はリモートワークへの適正があり、経理事務の簡略化もできるため、労働生産性の向上にも寄与するでしょう。

「どのソフトが自社に適しているんだろう」とお悩みの場合は、ソフトの選定から導入後のフォローまでしっかりと支援してくれる会計のプロ、税理士にご相談ください。

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この記事の監修者

荒井悠輔
荒井 悠輔

べリーベスト税理士事務所 経営企画室シニアマネージャー
株式会社ベリーベストサポートオフィス 代表取締役
資格の大原税理士講座簿記論講師、
文化服装学院ファッション流通高度専門士課タックスアカウンティング講師を務める。
筑波大学大学院において、法人税法及び国際税務を研究し、修了。
現在は経営企画、セミナー、講師、論文・記事の執筆を中心に活動を行っている。