顧客管理(CRM)はクラウドを活用!おすすめクラウドサービス3選
顧客管理はどのようにすればよいのだろう……。
少子高齢化などの影響により、日本の経済規模は、これから縮小していく可能性が高いとみられています。
規模が縮小する市場の中での営業活動というのは、ますます難しくなってくることが容易に想像できます。
経営者の方であれば、営業活動の肝になるのは顧客の情報だということに気づいているのではないでしょうか。
そのような経営者の方々に知ってもらいたいのが、近年注目されている「クラウドによる顧客管理」です。
今回は、
- 顧客管理とは何か
- 顧客管理をクラウドでするべき理由
- 顧客管理でクラウドを活用する方法
- おすすめのクラウド顧客管理サービス
について解説していきます。
この記事を読んで、顧客管理をクラウドで始めてみませんか。
自分に合ったクラウド顧客管理サービスを見つけましょう。ぜひ最後までご覧ください。
税理士にご相談頂いた方がよい可能性があります。
お気軽にべリーベスト税理士事務所までお問い合わせください。
1、顧客管理とは|おすすめのクラウド顧客管理サービスの前に
(1)顧客管理とは
顧客管理とは、顧客の名称や所在地といった個人情報はもちろんですが、顧客との関係性の記録管理も含めたことをいいます。
一般的に、CRM(Customer Relationship Management)と呼ばれます。
顧客との関係性とは、以下のような多岐に渡る情報を管理することです。
- 取引頻度
- 取引の内容
- 法人・個人の種別
- 年齢
- 性別
- 趣向 など
顧客管理により、顧客とのさらなる関係性の強化、ひいては収益性の向上に役立てることができます。
近年は、顧客管理に関してもデジタル技術を活用する方法が普及してきており、様々なCRMツールが出てきています。
CRMツールでは、顧客の取引履歴や前述したような個人情報などにとどまらず、営業活動の履歴や購入する商品やサービスの傾向、なども管理分析することが可能です。
CRMツールを活用することで、以下のようなことが見えやすくなります。
次に顧客へどのようなアプローチをすれば良い成果が得られるか
顧客満足度をあげることができるか など
(2)顧客管理をするメリット
①顧客に対して無駄のないアプローチができるようになる
すでに持っている顧客の情報から、どのような商品やサービスを、どのような手段でアプローチすれば購入に至りやすいかが読みやすくなります。
顧客管理をしない場合よりも、よりピンポイントな営業ができるようになります。
もちろん、確率を100%にするのは不可能に近いです。
しかし、何も情報がない、もしくは情報が整理されていない場合と比べると、成約確率は上がりやすくなります。
インサイドセールスとフィールドセールスを使い分けることで、営業特性に応じて役割分担ができ、より効率的な営業活動が可能です。
具体的には、インサイドセールスでは、見込み客へ多くのアプローチをし、成約確率が高まったところで、フィールドセールスでクロージングをすることなどがあります。
以上のような役割分担も、顧客管理をしているからこそです。
②顧客と継続的な取引が可能になる
顧客管理は、ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も管理します。
ネガティブな情報とは、クレームや解約などの情報です。
ネガティブな情報のほうが、これからの対策に活用可能で、顧客の定着率を上げるような施策を打つことができるため、重要であるといえます。
営業担当を引き継ぐ際に、情報が属人的なものになっていたため、顧客が前任者個人についてしまい、引継ぎ後に離れてしまうというリスクがあります。
しかし、顧客管理をすることで、顧客が満足するポイントや注意点を会社全体に共有することができるため、一定以上の営業クオリティを保つことができます。
2、顧客管理をクラウドでするべき理由
(1)コストが安い
クラウドではなく、自社でサーバーを用意するオンプレミスの場合、サーバーを用意する初期費用やサービスを購入する費用が掛かってしまいます。
一方、クラウドの場合だと、初期費用はほぼかかりません。
基本的にクラウドはサブスクリプションモデルである場合が多いです。
月々一定料金を支払うため、利用した期間に利用した分だけの費用が発生する仕組みになっています。
(2)メンテナンスが不要
サーバーの場合はメンテナンスなどに手間や費用がかかってしまいますが、クラウドの場合はサービス提供者側がすべて行ってくれます。
(3)インターネットがあれば、どこでも利用可能
クラウドの場合、インターネットさえつながればどこでも利用できます。
外出先やテレワーク環境でも同じサービスを使うことができるため、無駄な移動コストなどがかかりません。
3、顧客管理をクラウドで上手に活用する方法
(1)自社に合ったクラウドサービスを導入する
CRMサービスの中でも、サービスによって特徴や得意としている分野が異なる場合があります。
闇雲にサービスを選んでしまうと、結局自社の業務内容に合わず逆に非効率になったということになりかねません。
まずは、どのような目的でCRMを導入するのかを明確にし、その目的を果たすことができたり、自社の課題を解決してくれそうなサービスを選ぶようにしましょう。
(2)他のクラウドサービスと連携する
クラウドサービスは、他のクラウドサービスと連携が容易にできるような仕組みになっている場合が多くあります。
例えば、クラウド会計サービスと連携することで、売掛債権の管理や消込などと連携できる場合もあり、二重に発生する業務を1回で済ませられるなど、効率化することができます。
(3)運営サポートを利用する
CRMサービスを提供しているベンダーは、継続的に利用してもらうことで、利用者との関係を維持し、安定した売上を確保をしようと考えています。
また、アップセルという契約のグレードアップや他のサービスを利用してもらうことで、既存顧客の売上を上げたいとも考えています。
利用契約をして終わりではなく、継続的なサポートが受けられる可能性が高いでしょう。
サービスの相談や開催される無料セミナーなどは積極的に利用して、顧客管理に活かすようにすることをおすすめします。
4、おすすめクラウド顧客管理サービス3選
(1)Salesforce(セールスフォース)
①製品概要
アメリカに本社のある株式会社セールスフォース・ドットコムが提供している、世界で最も利用されているクラウド顧客管理サービスです。
②特徴
世界で最も利用されているクラウド顧客管理サービスということもあり、機能的には優れている点が多いです。
セキュリティ面において、信頼度が高いという点も評価できます。
世界の10か所に分散されたデータセンターを持っており、場所は一般に公開されてないということで、高い機密性を誇っています。
パッケージされたソフトが多い中で、Salesfoceは、業務オペレーションに合わせて柔軟なカスタマイズ可能であることも、大きな特徴の1つです。
しかし、ハイスペックであるがゆえに、コスト的には他のサービスよりも割高です。
(2)Zoho CRM
①製品概要
Zoho CRMは、世界的な企業でありながら株式を公開していないZohoが運営しているサービスです。
Zohoは、Zoho CRM以外にも会計サービス、在庫管理サービス、電子契約からWeb会議サービスまで、企業活動に必要な機能を網羅的に製品化しています。
②特徴
低コストであるという点が最も大きな特徴です。
中小企業など顧客管理システムへの投資費用を大きくできないような場合に、導入しやすいというメリットがあります。
ただ、純日本製ではないため、ITツールに慣れていない人にとっては、使いづらいという声もあるようです。
(3)ちきゅう
①製品概要
株式会社ジーニーという日本の会社がリリースしている、純日本産のクラウド顧客管理サービスです。
この他にも、マーケティングに関連する製品をいくつかリリースしており、ソフトバンク株式会社からも出資を受けています。
②特徴
特徴の1つは、ITに詳しくない人でも使いやすいという点です。
簡単に使用できる仕組みになっており、専属のシステム担当なども必要ありません。
SlackやGsuiteなどのアプリケーションとの連携を行うこともでき、より効率的にCRMを活用することができます。
5、クラウド顧客管理サービスに関するお悩みは税理士へ相談
(1)顧客管理業務に関する支援
税理士は、税金の相談だけでなく、経営関連の相談も対応することができます。
顧客管理をどのように経営に役立てればいいのかという視点で、アドバイスをすることができるのが税理士です。
(2)自身の会社に合ったクラウド顧客管理サービスの選定
どのサービスが自社に合っているのかというのも、なかなか選択しづらい部分だと思います。
税理士は、様々な企業を見てきているため、どのようなサービスが自社に適しているかを判断する上で、客観性のある適切なアドバイスができる立場にあります。
導入に悩んだ際は、税理士に相談すると良いでしょう。
まとめ
顧客管理は、顧客との接点を強化し、より効率的な営業活動をする上で重要な役割を果たすことがお分かりいただけたと思います。
顧客管理は、クラウドを活用して行うとより効率的に行うことができます。
自社に合ったクラウド顧客管理サービスを導入することが、運営する上でも、成果を上げる上でも、重要です。
客観的に、自社に合ったサービスを提案することができる税理士に、ぜひ相談してみてください。
税理士にご相談頂いた方がよい可能性があります。
初回のご相談は無料ですので
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